【コラム】自己開示苦手女が意識している3つのこと【恋愛・対人関係】

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めりぽん

 こんにちは、めりぽんです。
 前回に引き続き、今回は主観メインで「言語化」と自己開示にまつわる3つのお話をしていきます。

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目次

1つめ:自己開示は難しいからこそ意識して訓練する

 自己開示が大切であることは、前回お話させてもらいました。

 みなさんは、自己開示は得意ですか?

めりぽん

 私は超苦手です!!!!!

 初対面で自分のことを喋れる人、厭味ではなく尊敬します。私にはできないので。

インターネットで「男」として振る舞うことで、自己開示が苦手が苦手に

 遡ること十年以上前、インターネット黎明期において、「女」であることをアピールしない方が過ごしやすかった時代がありました。

 私がやっていたMMORPGも、比較的男女比が同じぐらいのアンケートが出ておりました。しかし、「女」であることを話すデメリットが大きすぎて、ずっと「男」のように振舞っていました。固定リーダーもこなし長い時間を過ごしたフレンドたちにも「女」であると長い間自己開示できませんでした。

 今は「インターネット電話」が普及され、通話をしながらゲームが出来るようになり、毎回ボイチェンを使うわけにもいかないので「女」であることを渋々開示するようになりました。

 幸い、人間関係には恵まれているので大きなトラブルには発展しないものの、今でもチャットだけなら「男」で振舞いたいな、などと思います。慣れると楽なんですよね、距離感が。

 職場でも自己開示が苦手です。趣味は料理と読書としか言いません。ゲームなんて言葉を出さずにいる方が、平穏無事に過ごせるんです。eスポーツもなかった時代はゲーム=陰キャオタクの印象が強かったですし、趣味がゲームと言ったところで、他人とゲームの好みが合うことが稀なので、話題の発展ができないからです。仕事なら趣味的なものを全面に出してない分、それ以上深く追求もされずに済んだのもあります。

実際に自己開示に失敗して「訓練」の重要性に気付く

 さて、そんな自己開示が超絶苦手な私が、愚かにも「婚活パーティ」という催しに参加したことがあります。「やったことないから、やれるうちに経験しておきたい」という理由です。どうなったでしょうか。

めりぽん

 猫をかぶって全く喋れませんでした。

 当たり前のように、知らない人を薄っすら警戒しているんですよね。人間と関わることは好きだけど、自分に興味を持たれるのが好きじゃない

 そりゃあ、猫を被って当たり障りのないことしか言わない人間は、面白くもないし話も続かないので婚活市場では選ばれませんよね。

 自己開示の必要性を認識したうえで、「初対面の人と趣味以外の関わりで仲良くなるのは私には無理」という認識を得ることができたので、婚活パーティという場では失敗だったとはいえ学びと実りがありました。

 しかし学生の勢いのように、簡単に友達ができるわけでもない。新しい人間関係の構築など難しい。

 ここからは訓練です。幸い、自己開示は苦手だけど言語化と共感は得意なので、文字媒体で戦えるインターネットで新しいコミュニティに入り訓練を始めました。

  • ある程度趣味の話で仲良くなってから、相手が「自分の話」をしやすいように話題を引き出していく。わざと己に返報性の原理を働かせ、少しずつ自分の話をできるようにする。
  • 相手から繰り返し交流をしたいと思ってもらえるよう、「益」となる時間を過ごせるように努める
  • コミュニティのリーダーシップを執らない。「リーダーであるから」話をしてもらうのでは訓練にならないため。
    • これについては、リーダー気質を見抜かれてしまい気付いたら周りにリーダーにされていました。
  • インターネット社会において個人を特定されるような開示はしない。
    • いくら自己開示をすると言っても個人情報ではない。

 全員と仲良くし続けるのは難しいのですが、この時の縁で現在でも交流のある人たちがいます。

 訓練の賜物としては、こうして「自分の体験をベース」にした文章が書けるようになったことです。以前の私では考えられないことでした。

2つめ:自分軸の考えを折れずにしっかり持つ

 自己肯定感、という言葉は昨今よく耳にするようになりました。

 ある程度自信を持って自分をアピールできることは、自己開示の手段を取る場合に有利に働きます。
 私自身、「自己肯定感」自体は低くないと思っています。他者と自分を明確に線引きし、他人に依存せずに自己を評価できる認識があります。

 しかし、類義語である「自尊心」は低いんです。引いては自己肯定感も低いと言えるかもしれませんが。

 自分の能力は第三者目線でしっかり評価をすることができるが、自分のことが嫌いなんです。  

 理由は、モラルハラスメント、通称モラハラという言葉が一般的になる前から「モラハラ親」に散々自尊心を抉られて育ってきたからだ、と今なら認識が出来ています。……〇〇ハラスメントが横行している最近の傾向はあまりいいものではないとは思いますが。

 自分が一番正しいと思ってる親から、容姿を貶され、おしゃれや化粧を嘲笑され、言動を否定し、感情で他人をコントロールする。 モラハラという言葉は、この親から受けた仕打ちに名前が付いた、ということ自体に感動した覚えがあります。

他者に必要とされる自分から、自分を守る自分へ

  さて、自尊心の話に戻ります。社会的な営みができる、自分の活かせる強みや能力がある。それ自体は自己評価できているのですが、「自分が嫌いだから自分を排除しよう」としてしまうのです。

 自分を排除しない正当な理由のため、「自分の能力を活かせるコミュニティに属し、重要なポジションで必要とされること」に重点を置いている時期もありました。他者に評価されて承認欲求を得るのではなく、「他者にとって居ないと困る存在になっている自分を排除しない」と言うなんだか面倒臭い依存症です。結果的に耐えきれず鬱病で動けなくなりました。

 自分を排除したいと考えているから、プライドはなく自分のことは二の次になっていました。自分の考えは強く持たず他者を媒介として自己の存在を肯定していたため、「コミュニティのリーダーとして他者にとって必要とされる自分」は偽りではないものの自己呈示率が高い芯のない存在でした。
 
 現在では「ありのままの自分」をパートナーに肯定してもらうことで、「自分の考えをしっかり軸にする」が出来るようになりました。以前に比べ自尊心を持って肯定することができるようになったため、己を守るための行動ができるようになりました。調子が良くない時に以前のような考え方に戻ってしまうこともありますが、悪い癖が出ているという認識ができているだけでも随分な成長です。

 私が自己開示を薦める理由のひとつです。パートナーへの嘘や隠し事がある状態ではこのようにしっかり相手の評価を受け止めることは出来なかったでしょう。

3つめ:人間関係にルールを設ける

 コミュニティを円滑に回すためにはルールがあるべきだと思っています。

 他人の「良心」だけで組織が回るのなら、誰しも苦労をしません。時には厳しいルールを設けて他者を損害しないことが必要になります。

 それは、一対一の人間関係においても明確に設けることでトラブルを減らすことができます。

私とパートナーの場合

 私はパートナーと感情や考え方のすり合わせにルールを設けています。

  • 感情はその都度言語化して伝える
    • 相手に伝わっているだろうは齟齬が発生する原因。きちんと言葉にして伝える。
  • 考え方のすり合わせは年に一度必要に応じて話す機会を設ける
    • 考え方は他者からの刺激・環境・その他で変化していくもの。一度擦り合わせただけでは後からの変更が効かないので、最低年一で見直していく。何かあれば都度話し合いの場を設ける。
  • 嘘や隠しごとをしない

  パートナーにしてもらったことに感謝を表す際はきちんと「ありがとう」と伝えるし、パートナーに「ありがとう」と言って貰いたいなと思ったことは、褒めてもらうために自ら「これをやったよ!」と伝えていきます。信頼関係を築けていないと「恩着せがましい」などと思われそうなことでも言います。

めりぽん

 「えらいから褒めて」と相手にしっかりねだります!

 あと、我が家のちょっと珍しいルールだと思いますが「浮気はお互いに許可するが、家には持ち込まない。また、そのことで嘘をついたり隠しごとをしない」というものがあります。

 パートナーとはいえ所詮は違う人間だし時間の経過によって関係性が変わっていくのは当たり前で、不貞行為をしたいなら止めるつもりはないのです。黙ってやってる方が裏切り行為だと思うし私にとっては大問題です。不貞行為という難しい問題のためこの考え方に賛同してもらえる人は少数なのですが、しっかり自分の考えを開示し今のパートナーと出会えました。

 このような「問題が起こった後に話し合うのでは遅い」内容について事前に話し合っておくことで、良好な関係を築くことに繋がっていきます。

 大事な関係だからこそ手を抜かず、しっかり「言語化」と自己開示をし折り合いをつけてルール化を行っています。

おわりに

  • 自己開示は難しいからこそ意識して訓練する
  • 自分軸の考えを折れずにしっかり持つ
  • 人間関係にルールを設ける

 自己開示苦手女の私が意識している3つのことについてでした。まだまだ苦手な部分もありますが、今後も成長を試みていきます。


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