こんにちは、めりぽんです。
本日はビルド構築ローグライク『スペルトナエル』をご紹介します。
ゲームシステムを理解することで「強くなったインフレ感」を手軽に実感できるレベルデザインが魅力的だったね。
2024年9月13日に発売された『スペルトナエル』をご紹介していきます。
スペルトナエルとは
出典:Steamストアページ
- アクション、ローグライク、ストラテジー、ビルド構築、弾幕シューティング、物語性
- シングルプレイヤー、マルチプレイヤー(Remote Play Together対応)
- 対応ハード・プラットフォーム:Steam
- AI生成コンテンツの開示あり(ゲーム内で登場する背景画像)
- あらすじ:魔法が大好きな「ツーシュペート」、愛称「ツー」は将来魔法使いになることを夢見る女の子。しかし、彼女は魔法を一切使うことができず、悲しみに暮れてしまい家族からも心配されてしまいます。そんなある日、ツーの元に届いたのは「どんな魔法でも書くことで唱えられる魔導書」。魔法を使えることに目を輝かせるツーと共に、魔法を集める旅に出ましょう!
かわいいドット絵と素敵なレトロ音源とは裏腹に、弾幕を避けながら画面のキーボードで文字を入力して魔法を詠唱し、制限時間内に敵を倒すアクション性の高いゲームです。
マウス操作が効くのはメニューのみで、コントローラー使用が推奨されています。また、コントローラー2台を接続、もしくはRemote Play Togetherを利用することで2人同時プレイも可能となっています。
魔法使いの女の子「ツー」の唱えられる魔法は、相手を攻撃する魔法、自分の攻撃力や防御力などを変更する強化魔法、自分の体力を回復したり時間に干渉する魔法、妖精や動物たちに力を借りる召喚魔法などなど多岐に渡りその数300種類以上!どの魔法を購入して組み合わせて戦うかのビルド構築・戦略性が必要となっていきます。
個人開発の国産のインディーゲームであるため、翻訳やキーボードの操作感に悩む心配はありません。
ゲーム内の唱えた文字列を読み上げる、癖になる電子音声も魅力的でした。
魔法の「効果」「文字配列」「値段」を意識した戦略
出典:Steamストアページ
戦闘パートの昼で敵を倒しお金を稼ぎ、魔法購入パートの夜を経て1日が経過します。
昼の戦闘パートではプレイヤーは自機である「ハートマーク」を操作して、魔法の詠唱は画面のキーボード(キーパッド)を移動し入力します。
移動の時間もかかるため、魔法の文字数だけではなく文字列も詠唱のしやすさに直結するので「文字列は長いけれど詠唱しやすい魔法」「文字列は短いけれど詠唱が大変な魔法」などが存在します。また、敵は画面右側から弾幕を飛ばしてくるため、右側にある文字列は被弾しやすいことも意識が必要となります。
魔法は魔導書に複数セットしておけるのですが戦闘中に同時に表示される魔法の候補4つまでとなり、現在の候補の魔法を詠唱しないと他の候補にあがっていない魔法は表示されません。どの効果の魔法を入れるかに合わせて、魔導書にセットする数も重要となっていきます。
出典:Steamストアページ
夜の魔法購入パートでは、所持しているお金で購入できる魔法がテーブル式のランダムで売り出されています。毎回同じ品揃えではないため、「現状購入できる魔法」から最善のビルドを組めるように考えていく必要があります。
また、魔法の種類には以下のようなものがあります。
- 相手に攻撃をする魔法
- HPを操作する魔法
- 攻撃力や防御力を操作する魔法
- 「ハートマーク」の移動速度を操作する魔法
- クリアー時にもらえるお金のボーナスを変更する魔法
- 戦闘に役立つかもしれない動物や妖精を召喚する魔法
- 戦闘の時間を操作する魔法
- 魔法の効果を上げる魔法 etc…
魔法の種類は300種類以上あり似たような文字列でも効果が違っていたりするので、ぜひ好きな魔法を見つけてみてくださいね。魔法の中にはパロディネタのものもあるので、元ネタが分かるとくすっとするかもしれません。
ストアページにはインフレ感溢れるこんな画像も……?
出典:Steamストアページ
かわいい世界に不穏な空気が漂うストーリー
出典:Steamストアページ
誰しもが魔法を使える世界。とんがり帽子と頭に乗せたヒヨコが愛らしい10歳の「ツーシュペート」は将来魔法使いになることを夢見る女の子。
しかし「ツー」は魔法を使えるはずの年齢に至っても、魔法を使うことができません。悲しみに暮れてしまい、自室に引きこもってしまうツー。家族からも心配されてしまいます。
そんなある日ツーの元に届いたのは、どんな魔法でも書いて詠唱すれば唱えられる夢のような魔導書!魔法を一切使えないツーが初めて魔法を唱えられるようになりました!
その本とあなたと共に、ツーの魔法を集める旅に出てましょう!ツーを最強の魔法使いにも、最高の魔法使いにするのもあなた次第です。
ゲーム性だけではなく短いながらもストーリーがしっかりあるため、先へと進むことでだんだんと全容が明らかになっていきます。
また、特定の行動によって至れる物語が変化するため、ゲーム性を理解したあともぜひストーリーを楽しんでください。
ちなみにメインメニュー左側ツーシュペートの下のテロップが、ゲームの進行度やお気に入りにした魔法などでも変化したりするので、その辺りも世界観として楽しめます。
ストーリーは、メインメニューの「コレクション」モードから再度確認することが出来ます。
世界観のストーリーへの落とし方や伏線の張り方が個人的にとても好みだったので、全ての物語を堪能してもらえたら嬉しいです。
攻略に行き詰ってしまったら
発売されたばかりの国産インディーゲームであり、攻略サイトなどの整備が行き届いていないため情報を探すためのヒントを記載します。
飛ばしたい方は次の項目へどうぞ。
戦闘面
魔法の種類が豊富であるため、とにかく「様々な魔法」を試してみるのがおすすめです。
「強くてはじめから」モードでは、前の周回でお気に入りとして選んだ魔法をひとつ持ち込んで遊ぶことができます。また、メインメニューのコレクションから「一度以上お気に入りとして選んだ魔法」の中より持ち込むお気に入り魔法を変更することができます。特に気に入った魔法はお気に入りとして選んでおいて、次回以降の周回で使用していきましょう。
実況プレイ動画は複数あがっていて、人によって好みのビルドが分かれています。ネタバレを注意しつつビルドの参考にしてみるのも面白いかもしれません。
私は1周目「ゴルド」いっぱい唱えたな。文字列が良かったので。
ストーリー面
マルチエンディングであり、ゲーム内のコレクションモードから次の「エンディングに到達するためのヒント」が記載されています。
上記のヒントだけでは条件に辿り着けない場合、コレクションの「ストーリー」を読み返して状況を整理してみましょう。ちなみに、現状コレクションではエンディングの再生が出来ないので、エンディングモノローグを読み返したい場合は再度そのエンディングに到達する必要があります。エンディング面は1.2.2バージョンアップデートで改善されています。
有志によるSteamガイドが作成されており、伏字でひとつずつ段階を追ってヒントを示されています。どうしても分からない場合はガイドや実況動画を活用しましょう。
おわりに
魔法使いツーと共に、魔法を探す旅に出てみてはいかがでしょうか。
気になった人はぜひSteamでチェックしてみてください。
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